フィンランドのマーケットや、お土産を販売しているショップに行くと良く販売されているのが様々なジビエ系の缶詰。熊肉や、鹿肉などもありますが、日本ではなかなかお目にかからないのが、この「トナカイ肉の缶詰」。今回はこのトナカイ肉の缶詰でフィンランド伝統料理を作ってみました!
|"トナカイのシチュー"必要食材
今回トライしたのはフィンランド伝統料理の"トナカイのシチュー"。大人2人、子供(小学校低学年男子、4歳児女子)計4名分を目処で作っています。用意した食材はこちら。
①トナカイ肉の缶詰 400g
②玉ねぎ(大) 1個
③ビール 1.5デシリットル(150ml)
④リンゴンベリージャム
写真以外の調味料は、塩胡椒、小麦粉(大さじ1杯)とバター。また完成後に添えるマッシュポテトは市販されている牛乳とバターを入れるだけでできる簡易的なもので作っているので、分量に含めておりません。
|"トナカイのシチュー"作り方
それでは、実際に作っていきましょう。
【材料を切る】
材料を切るといっても、今回は玉ねぎを切るだけです(笑)。スライスするように、こんな感じに切ればOK。
【玉ねぎを炒める】
熱が通った鍋にバターを入れて玉ねぎを弱火で炒めます。玉ねぎがしんなりするくらいまで炒めましょう。
【トナカイ肉を投入!】
玉ねぎがしんなりしたら、トナカイ肉を投入します!ちなみに缶詰を開けるとこんな感じ。少し味見をすると、塩味が効いているコンビーフみたいな味わいでした。
缶詰のトナカイ肉は、しっかりと塊になっているので、ほぐしながら玉ねぎと絡み合うように軽く炒めます。その後、軽く塩胡椒をして、小麦粉を入れ一混ぜします。
【ビールで煮込んだら完成!】
そしてビールを投入します。ビールが馴染むように軽く混ぜて、あとは弱火でひたすら煮込んで(1時間程度)完成です!
マッシュポテトと、リンゴンベリージャムを添えたらこんな感じ。我々が思い描くシチューとはちょっと違いますが、フィンランドで"トナカイのシチュー"をオーダーすると、必ずこのような料理が提供されます。トナカイ肉の煮込みだけで食べることももちろんできますが、マッシュポテトとリンゴンベリージャムを一緒に食べるのがオススメ。トナカイ肉の塩味が効いた野性味と、リンゴンベリージャムのちょっと酸味がある甘味がマッチします。トナカイ肉の缶詰にも下味がついているので、シンプルな材料で簡単にできちゃいます。
【臭みが気になる人はもう1手間!】
トナカイ肉に限らずジビエ系の食材でよく聞くのが「臭みが苦手」という話。そんな方におすすめしたいのがこの1手間。できた料理に、トマト缶1缶を入れ、さらに煮込むという方法。それだけで臭みはだいぶ軽減されますが、もうちょっと臭みを抑えたいという方は、ローリエ、牛乳、チーズ、コンソメ、ガーリックパウダーなども入れて少し煮込むと味がまろやかになり、我々が想像するシチューに近い形になります。
トナカイの肉はヘルシーとも言われていて、フィンランドはもちろん、スウェーデンなどでも普通に食される食材です。今回ご紹介したシチューの他、現地ではステーキなどでも良く提供されていますので、気になった方はぜひチャレンジして見てくださいね♪
|何かと使えるリンゴンベリーのジャム!
リンゴンベリー(コケモモ)のジャムは、北欧料理で何かと重宝するアイテムです。今回のトナカイのシチュー以外にも、ミートボールの添え物にもよく使われますし、パイやケーキなどのスイーツなどにも相性抜群です。そして、リンゴンベリーの成分には、ビタミンAやビタミンE群や、美白効果などでも注目されているアルブチンも含まれていることで話題にもなっているのです。今回の料理に使用したリンゴンベリーのジャムは、IKEAで購入したものですが、他にもいくつか日本で購入できるリンゴンベリージャムはありますが、おすすめは、スウェーデン独自のオーガニック認証「KRAV」を取得しているこちらのジャム。手摘みしたリンゴンベリーを丁寧にジャムにしているのでちょっとお値段は張りますが、リンゴンベリーの食感もしっかり楽しめますよ〜♪
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