2023年冬の出張5日目<後編>は、引き続きデンマークの首都コペンハーゲンを巡ります。
コペンハーゲン随一の観光地として知られるニューハウンお勧めのレストラン、いつもの街が違った印象で見ることができる運河クルーズ、コペンハーゲン最古のレストランなどをご紹介♪
※2023年 北欧旅日記 5日目<前編>の様子はこちら
コペンハーゲン屈指の観光名所ニューハウンにあるレストラン「SKIPPERKROEN」 -MAP①
ニューハウンは、「新しい港」という意味で1673年に完成した北欧最古の人工的に作られた港。
港の周りにはカラフルな外観の建物が並び、おとぎの国にきたような雰囲気を楽しむことができます。
そして、おしゃれなショップの他にも、評価が高いレストランも多く、いつきても多くの人で賑わいを見せる場所なのです。
ランチで選んだお店は「SKIPPERKROEN」。
ニューハウンの運河沿いにあるお店で、店内で食事を取ることもできますし、外のテラス席で過ごすこともできます。
外にもヒーターが設置されているので、雰囲気を楽しむのであればテラス席がお勧め♪
パスタなどのメニューもありますが、デンマークと言えばスモーブロー(オープンサンド)。
スモーブローのセットも2種類ありましたが、卵と海老のスモーブローと、魚のフライのスモーブロー、ローストビーフのスモーブローがセットになった物をチョイス。
具材の下はライ麦パンで伝統的なスモーブロー。味の濃さもほどよく、運河を眺めながら最高の食事を楽しめます♪
「SKIPPERKROEN」は、席数も多いのと、回転も早いので、混雑する時間帯でも比較的に待ち時間が少なくは入れるレストランでもあります。
運河めぐりでコペンハーゲンを巡る -MAP②
「SKIPPERKROEN」でのランチを終えて向かったのは、運河クルーズ。
水の街コペンハーゲンと称されるように、コペンハーゲンの地図を見ると運河が張り巡らされているのがよく分かります。
その運河を遊覧船で巡るのが観光客に人気な「運河クルーズ」。ニューハウンの港にもいくつか乗り場が用意されていて、「SKIPPERKROEN」近くにも発着場があります(MAP②)。
運河クルーズで面白いのが、目線が変わること。
運河はいつも歩く道より低いので、当然ながらいつもの目線とは違い低い場所から景色を見ることになります。
ちょとしたことなのですが、予想していたよりこの変化が富んでいてとても面白いのです。
運河クルーズは、約1時間をかけてコペンハーゲンの観光名所を巡っていきます。
"ブラックダイヤモンド"とも称される「デンマーク王立図書館」、2020年に東京都現代美術館で展覧会をおこなった、コペンハーゲン出身のアーティスト"オラファー・エリアソン"が設計した歩行者と自転車専用の橋「Cirkelbroen」も見ることができます。
コペンハーゲンの人気スポットの一つ「人魚姫像」も裏側から見ることができるのは、運河クルーズならでは。
冬場は風が少し寒いですが、一度体験してみる価値はあるアクティビティです♪
雰囲気の良いおすすめカフェ「Holberg no 19」 -MAP③
運河クルーズで少し身体が冷えたので、カフェに入りたいと思い散策していると雰囲気の良いカフェを発見。
交差点の角に位置していて、白い壁がおしゃれな「Holberg no 19」。
中に入ると地元客らしい人たちが思い思いの時間を過ごしていました。
お店のスタッフと客のほどよい距離感が、居心地の良いをつくっているのがよく分かります。
注文したのは、「Hindbærsnitter」というデンマークではポピュラーなスイーツとコーヒー。
「Hindbærsnitter」は、しっとりとした甘いビスケット生地に、ラズベリージャムがサンドされ、トップにはお砂糖でできたピンク色のフィリングもたっぷり!
とても甘いスイーツで、コーヒーとよく合います♪
ニューハウンの美しいピンク色の夕焼けに遭遇
「Holberg no 19」を出ると、夕方にさしかかった時間で西側の空がピンク色に染まる綺麗な焼けに遭遇。
夕焼けのピンクと、カラフルなニューハウンの建物、そしてオレンジの街頭で、とても幻想的な雰囲気でした。
ニューハウンは昼も多くの人で賑わいますが、運河沿いはレストランやカフェが多く建ち並んでいるので、夜になるとさらに多くの方がニューハウンを訪れます。
テラス席はオレンジ色の街灯で彩られるので、歩いているだけで素敵な雰囲気を味わうことができるのです。
コペンハーゲン最古のレストラン「DET LILLE APOTEK」-MAP④
5日目夜に訪れたのは、コペンハーゲン最古のレストランと称される「DET LILLE APOTEK」。
「DET LILLE APOTEK」は、デンマーク語で"小さな薬屋"という意味なのですが、その名の通りレストランがオープンする前は薬屋だったそうです。
そこを改装してレストランとしてオープンさせたのが1720年(!)のこと。
じつに300年以上この場所でレストランを営業し続けているのがこの「DET LILLE APOTEK」なのです。
店内は落ち着いた雰囲気で、赤を基調としたつくり。
店内で使用されているランプや絵画などは100年以上歴史がある物もあり、インテリアからも歴史を感じることができます。
「DET LILLE APOTEK」は、芸術家が集う場所としても過去知られており、あのアンデルセンも訪れたそうです。
「DET LILLE APOTEK」は伝統的なデンマーク料理が堪能できるお店なので、まず注文したのはニシンのフライとパセリのホワイトソース。
付け合わせは北欧では定番のジャガイモやビーツ。
肉厚なニシンのフライは、少し甘みも感じるホワイトソースとの相性が抜群!
もう1皿は、ローストポーク。こちらの添え物はポテト、赤キャベツなどのピクルス。
ローストポークも伝統的なデンマーク料理の一つ。皮付きの豚肉を使用していて、皮はカリッと料理されるのが特徴です。
注文した後に気づいたのですが、「DET LILLE APOTEK」の料理は結構大きなお皿で提供されます。
おなかの減り具合にも寄りますが、そこまでお腹が空いていなければ2人で1皿をシェアしても良いかもしれません。
「DET LILLE APOTEK」で食事をするときに注目したいもう一つのポイントは提供されるときに使用されるお皿。
裏を見ると「B&G」のロゴが描かれています。
これは、ビング・オー・グレンダールという陶磁器ブランドで、1853年の創業からロイヤル コペンハーゲンとともにデンマークを代表する陶磁器ブランドとして名を馳せました。
100年以上も世界中で愛されましたが、1987年にロイヤル コペンハーゲンに吸収されてしまったのです。
特徴としてはとてもシンプルなデザインで派手さはないのですが、どんなテイストも邪魔せずに、スタイルを気にせず長く使えるところ。
「DET LILLE APOTEK」をはじめとした歴史あるレストランでは、食器などにも注目してみると、より旅が楽しくなるはずです♪
※【2023 北欧旅日記 6日目】<前編>へと続く
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