スウェーデンを代表するポップバンド「ABBA(アバ)」。1972年にデビューし、1974年に開催されたユーロビジョンで優勝し一気にスターダムに上り詰めた4人グループ。
キャッチーなメロディと、美しいハーモニーは多くの人々を虜にし、完璧なポップグループとも称されています。
彼らの曲は、日本でも多くのドラマやCMでも使用されたり、彼らの曲がふんだんに使用された映画の上映やミュージカルの上演もあり、みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
デビューから実に50年以上が経ちますが、昨年は『アバ/ザ・ムービー』がリマスターされて、劇場独占の特別映像+名曲3曲のMVが追加で、世界の映画館で上映されて大きな話題にもなりました。
今回は、半世紀以上世界中で愛されているABBAの曲から、編集部の音楽好きが選んだ「聞いておくべきABBA名曲5選!」をご紹介♪
音楽配信サービス"Spotify"のABBA人気ランキングも合わせて紹介します。
※今回の選曲はあくまで編集部の独断となります
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1,000週以上100位以内にランクインし続けているモンスター級のベストアルバム「ABBA GOLD」
1992年に発売したベストアルバム「ABBA GOLD」は、なんと1,000週以上のあいだイギリスのビルボート100以内にランクインしています。
1年は大体52週なので1,000週というと19年以上ずっと100以内にランクインしている計算。。まさにモンスター級のベストアルバムといえます。
ABBAは4人編成で、女性2人がボーカル、男性2人がギター、キーボードを担当しています。
こちらは「ABBA GOLD」のライナーノーツ。
左から、
キーボード:ビョルン・ウルヴァース
ボーカル:アンニ・フリード・リングスタッド
ボーカル:アグネタ・フォルツコグ
ギター:ベニー・アンダーソン
それでは、編集部がオススメする「聞いておくべきABBA名曲5選!」をご紹介!
LifTe編集部厳選「聞いておくべきABBA名曲5選!」
5位:Chiquitita(チキチータ)
5位に選んだのは、ABBA6枚目のオリジナルアルバム「VOULES-VOUS(ヴーレ・ヴ)」に収録されている「Chiquitita(チキチータ)」。
美しく優しいギター、そしてピアノから始まり、美しい旋律をアグネタが歌い上げていきます。サビになるとポップな曲調に転じ、ABBAらしいハーモニーも堪能できる名曲です。
この曲は、1979年に「ユニセフ(国際連合児童基金)」のチャリティーイベントの曲目に選ばれ、ABBAは「チキチータ」から得た収益ををユニセフに寄付することを発表しました。
以後、「Chiquitita」のCD売り上げ、サブスクや動画配信などの収益もユニセフに寄付され、2024年4月3日の段階で寄付金の総額は500万ドル(日本円で7億5500万円以上)に達したそうです。
4位:I've Been Waiting for You(アイヴ・ビーン・ウエイティング・フォー・ユー)
4位に選曲したのは、彼らの3rdアルバムに収録されている「I've Been Waiting for You」。
開始15秒ですべてを持って行かれる程、出だしが本当に素晴らしい曲。
この曲もメインボーカルはアグネタが担当。冒頭2コーラスを歌い上げていくアグネタのが声の伸びが本当に気持ちが良い。
冒頭と比較するとサビはちょっと弱い印象ですが、この冒頭2コーラスだけでベスト4位に入る価値があると思っています。
ベスト盤「ABBA GOLD」には収録されていないので、知らない方も多いかもしれませんが、映画『マンマ・ミーア!』でも使用された曲でもあります。
3位:Super Trouper(スーパー・トゥルーパー)
3位は、7thアルバムのタイトル曲にもなっている言わずと知れた名曲「Super Trouper」。
この曲のメインボーカルはフリーダが担当しています。
冒頭からアンニとアグネタの優しいハーモニーから始まるこの曲は、軽快なテンポと男女の分厚いハーモニー、そして流れるようなピアノのメロディでABBAらしさを存分に感じる曲。
サビ部分のハーモニー「Sup-p-per Troup-p-per」という部分もポップでABBAならでは。
そして、2分59秒辺りに一瞬転調して、ポップな雰囲気からしっとりする雰囲気に変わる部分も秀逸です。
ちなみに「Super Trouper」は、MVでも頻繁に登場する、ショーの舞台を明るく照らす大きな照明器具のことです。
2位:The Winner Takes It All(ザ・ウィナー)
2位に選出したのは、7thアルバムに収録されている名曲「The Winner Takes It All」。
ビヨルンが奏でる圧倒的に美しいピアノのメロディと、アグネタの惚れ惚れする程の素晴らしい歌声を堪能できる曲です。
特に彼女が歌い上げるサビ部分は、「こんな風に歌えたら気持ちが良いだろうな」と思えるほど、聴き込んでしまいます。
当時の彼らが置かれていた状況(離婚騒動)から考えると、キラキラするポップさはないですが、ひたすらに美しいバラードです。
1位:Dancing Queen(ダンシング・クィーン)
あえて違う曲を選曲しようとも思いましたが、やはりこの曲がベスト。4thアルバムに収録されている「Dancing Queen」。
冒頭でキャッチーで軽快なピアノが入り、アグネタとフリーダがサビを歌い上げ完全にABBAの世界に取り込まれます。
テンポ、メロディ、コーラス、ABBAの魅力がぎゅっと詰まった、完璧ともいえるほどの名曲です。
Spotify「ABBA再生数ランキングBest5」
ここからは、音楽配信サービスSpotifyのデータから見るABBAのランキング。
総再生回数からベスト5を出してみました。
5位:Take a Chanc On Me(テイク・ア・チャンス) 総再生数:353,711,445回
※5thアルバムに収録
4位:Lay ALL Your Love On Me(レイ・オール・ユア・ラブ・オン・ミー) 総再生数:412,293,335回
※7thアルバムに収録
3位:Mamma Mia(マンマ・ミーア) 総再生数:525,205,973回
※3rdアルバムに収録
2位:Gimme!Gimme!Gimme!(ギミー!ギミー!ギミー!) 総再生数:738,566,530回
※6thアルバムに収録
1位:Dancing Queen(ダンシング・クィーン) 総再生数:1,236,085,925回
※4thアルバムに収録
※総再生数は2024年4月4日時点
Spotifyだけでも5位にランクインした「Take a Chanc On Me」の総再生数が3億5千万以上、1位の「Dancing Queen」にいたっては、12億以上の再生回数。
ABBAがいかに多くの人々に愛されているのかがお分かりかと思います。
ABBAには名曲、佳曲が本当に多くて、5つ選ぶのにも大分苦労しました。これを機会にメジャーな曲から聞いてみたい!という方は、やはり「ABBA GOLD」をオススメします♪
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