まだまだ寒い日が続くこの時期。そんな時におすすめなのが、おうちでゆっくり北欧映画を見ること。
今回の「おうちDE北欧シネマ」の第4弾は、何も考えずに笑って楽しめる作品から、実在した人物の半生を描く感動作までバラエティ豊か!
ゆっくり、おうちで北欧映画を楽しみましょう!
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🇫🇮 元気になりたい人におすすめ!『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』
2018年12月に日本で公開され、熱烈な支持を受け、多くの方がなんども劇場に足を運んだ作品が、フィンランドの傑作映画『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』!
フィンランド北部、何もない田舎の村。退屈な日々を送る 25歳のトゥロがボーカルをつとめる 4人組ヘヴィ・メタルバンドは結成から12年間、ライヴ経験なし、オリジナル曲なしの単なるコピーバンドが、千載一遇のチャンスが舞い降り、紆余曲折ありながらもノルウェーの巨大フェスを目指す!というストーリー。
タイトルと、このビジュアルを見ると「北欧メタルを知らないと楽しめないかも」と思ってしまいがちですが、まったくそんなことはありません。
簡単にいうと「お馬鹿映画」の部類に入る作品で、笑えるネタがテンポ良く入ってくるので、終始ニヤニヤが止まりません。
そして、この作品の良いところは、"前向きな気持ちをもらえる"ところ。紆余曲折がありますが、自分たちの信念を曲げずに突き進んでいく姿は胸にグッとくるものもあります。
キャッチコピーの「後悔するなら、クソを漏らせ!」は、作品の中で出てくるセリフでもありますが、"後悔する前に、行動しろ!!"と強く自分の背中を押してくれるような、元気をくれる作品になっています。
元気になりたい方に是非ご覧頂きたい作品です♪
■ Hevi reissu/Heavy Trip/ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!(Blu-ray/DVD)
■ キングレコード
■ 発売中
© Making Movies, Filmcamp, Umedia, Mutant Koala Pictures 2018
※予告編を含めた詳細紹介記事はこちら
🇩🇰 ブラックユーモアと哲学が共存する『アダムズ・アップル』
仮釈放されたスキンヘッド男のアダムは、更生プログラムの一環で田舎の教会へ送られるが、どうもこの教会ちょっとおかしい。聖職者のイヴァンも、住み着いている2人の前科者も一癖二癖ある。更生するため取り組むことをアダムは「アップルケーキ作り」と適当なことをいうが、いざ作り始めると災いが次々と教会に降りかかる。それは悪魔の仕業か、それとも神が人間に与えた試練なのか……。というストーリー。
デンマークで公開されたのは2005年で、翌年のデンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)の作品賞と脚本賞を受賞した本作品のみどころは、更生施設なのに、一向に更生しなそうな個性豊かなキャラクター、そしてストーリー。
ブラックユーモアがふんだんに盛り込まれながらも、「神とは」という題材にまで踏み込みむ本作品。最後に救いもあり、観終わるとまた観返したくなる不思議な力が『アダムズ・アップル』にはあります。
ブラックユーモア、そして哲学好きな方に是非おすすめの作品です♪
■ Adams æbler/Adam’s Apples/アダムズ・アップル
■ M&M Productions
■ 発売中
©️2019 by アダムズ・アップルLLP
※予告編を含めた詳細紹介記事はこちら
🇸🇪 世界的児童文学作家 激動の半生を描いた『リンドグレーン』
「長くつ下のピッピ」「ちいさいロッタちゃん」「やかまし村の子供たち」「名探偵カッレくん」を創り出した、スウェーデンを代表する児童文学作家のアストリッド・リンドグレーン。
彼女の人生で最も激動といえる若かりし日々を描いた映画『リンドグレーン』は、2018年12月に公開され口コミが広がり大ヒットを記録しました。
過去の偉人を題材に取り上げた映画作品は、得てして「どのように成功したのか」にフォーカスが当てられ、暗い部分がなく華やかな作品が多い印象がありますが、本作品は趣向がちょっと異なります。
もちろん、リンドグレーンが才能を開花させていくシーンも織り込まれますが、あることが起こり失意のどん底に陥り、そこから彼女自身が再生していく部分に重きを置かれています。
児童文学作家、母、そして1人の女性という様々な側面を持ったリンドグレーンを正面から描き切った感動作品。
お子様がいらっしゃる方、リンドグレーンの作品に触れたことがある方はもちろん、ノンフィクションやドキュメンタリーがお好きな方にもオススメです♪
■ Unga Astrid/リンドグレーン
■ アルバトロス
■ 発売中
© NORDISK FILM PRODUCTION AB / AVANTI FILM AB. ALL RIGHTS RESERVED.
※予告編を含めた詳細紹介記事はこちら
🇫🇮 実在のボクサーをリアルに描いた『オリ・マキの人生で最も幸せな日』
アマチュアボクサーでありながら、フィンランドで初めて開催される世界タイトル戦の出場する実在した"オリ・マキ"。彼がタイトル戦に挑む1962年が描かれています。
60年代の空気感を再現すべくモノクロ16mmフィルムで撮影された本編は、第69回カンヌ映画祭ある視点部門で見事グランプリを受賞。フィンランドのアカデミー賞では最多10部門にノミネート、米国アカデミー賞外国語映画賞のフィンランド代表にも選出されました。
フィンランド国民が注目するタイトル戦間際に恋に落ちてしまうオリ・マキ。彼の行動は歯がゆい部分もありますが、そこを美化することなくリアルに描く本作品は、往年のヌーヴェルヴァーグ作品も彷彿させます。
北欧映画シーンを牽引している主役2人の演技と、ちょっとした心憎い演出が光るラストシーンも注目!
ドキュメンタリーが好きな方、ヌーヴェルバーグ作品に関心がある方にもオススメです♪
■Hymyilevä mies/The Happiest Day in the Life of Olli Mäki/オリ・マキの人生で最も幸せな日
■ブロードウェイ
■発売中
©2016 Aamu Film Company Ltd
※予告編を含めた詳細紹介記事はこちら
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