「LifTe北欧の暮らし」編集部の2024年北欧出張。
今年は、フィンランドとスウェーデンを13日間かけて巡る取材出張となります。
少しずつ皆さんに紹介していきます。
1日目前編は、羽田空港おすすめの外貨両替所、機内でのオーロラ撮影のやり方、フィンエアーの機内食、フィンランドでのSIMカード購入方法などを解説します♪
羽田空港からフィンエアーでフィンランドのヴァンター空港へ!
2021年から羽田空港からフィンランドのヴァンター空港へのフィンエアー便が就航しており、出発が21:55なので、平日であれば1日仕事をして空港に向かうということも可能です。
国際便は出発前の3時間前には空港に着いておくと余裕を持って諸々の手続きを進められるのでおすすめです。
編集部も18:30には羽田空港第3ターミナルに到着し、フィンエアーのカウンターでチェックイン。
早めに空港に到着していると、カウンターでのチェックイン手続きもそこまで並ばずに済ますことができます。今回も数人待つだけでチェックイン手続きが完了。
風の状況で北極を通る北ルートか南ルートで分かれますが、チェックインの際スタッフに確認したところ今回は北ルートでした。
ポケットWi-Fiは「グローバルWi-Fi」がおすすめ!
北欧各国では、カフェ、レストラン、ホテル、バス、電車などさまざまな場所で無料のWi-fiを活用することができます。また、安価で高品質なSIMカードも現地で入手できるのですが、複数人数だったり、手軽にネット環境を整えたいという方におすすめなのがポケットWi-Fi。
ポケットWi-Fiもさまざまなブランドがありますが、金額、現地での安定度等を考慮すると、編集部的なおすすめは「グローバルWi-Fi」。
変換プラグ付きの充電器もありがたいですし、なにより今までの出張時、通常使用で不具合が出たことがありません。
ここ最近は、Googleマップ以外にも、トラムや電車などのチケット購入もスマホ決済が多いので、ネットがつながらないという状況が一番困るのです。
あらかじめ予約をしていたので、羽田空港第3ターミナル内のブースで受け取ります。予約をすると発行されるQRコードを見せると製品をすぐ受け取ることができました。
両替する際のおすすめはここ!
北欧は日本と比較すると、キャッシュレスがとても進んでいますが、いざというときに現金がないのは不安があります。
両替は第3ターミナル内にいくつかありますが、おすすめは保安検査場を通る前にあるみずほ銀行の外貨両替ショップ。
保安検査場通過後にもいくつか両替所はありますが、ここが一番当日のレートが良かったです。
もちろん日によってそれぞれの店舗でのレートは変化しますので、時間に余裕があればさまざまな場所をチェックしてみることがおすすめです。
時間があれば屋上外の景色もおさえたい!
必要な手続きを終えたら、保安検査場を通過しても良いのですが、もし時間に余裕がまだあればおすすめしたいのが5Fの展望デッキ。
第1、第2の展望デッキとは違い、第3の展望デッキはなんと24時間利用可能。
夜景と飛び立つ飛行機を間近で見られるおすすめのスポットです♪
フィンエアーでヘルシンキヴァンター空港まで13時間強!
今回はヘルシンキのヴァンター空港まで13時間強のフライト。
前回同様に、フライト後少ししてから御飯、そのあと就寝タイミングがあり、ヘルシンキ着直前で軽食が出てくるスケジュールです。
機内食(夕食)
1回目の機内食はこちら。蕎麦とカツ丼がメインとなったもの。パンも付くのでかなりボリュームはあります。
夕食時には、アルコールが1ドリンク無料でオーダーができるので、お酒がお好きな方はおすすめです。
ビールは、フィンランドの人気銘柄「サンデルス」でした。クリアな飲み口なので、味が濃いめの料理にはぴったりです♪
映画も良いけど、フィンランドが生み出したアングリーバードもおすすめ!
お腹を満たした後は、映画やドラマなどのエンタテインメントコンテンツを楽しむ方は多いかと思いますが、フィンランドに向かっているということで、おすすめしたいのはゲームの「アングリーバード」。
実はこのゲーム、フィンランドの"ロビオ・エンターテインメント"という会社が2009年にiPhone向けに開発したゲームなのです。単純ですが奥が深いゲーム内容は世界中で大ヒットを記録し、2016年には映画も製作され、日本でも公開されました。
フィンランドに到着する前に、ちょっとした頭の体操として楽しんでみるのはいかがでしょうか?
北ルートであればオーロラを見るチャンス!機内からのオーロラ撮影の仕方
北極を通る北ルートだと期待できるのがオーロラ。昨年は期待していたのですが残念ながら見ることはできませんでした。
今年こそはと思い、目が覚めたタイミングで必ずシェードを上げて外を確認していました。最初はただの漆黒が広がるばかりだったのですが、北極点を過ぎ、スカンジナビア半島にさしかかりそうなところで、このオーロラを発見!
初めて見るオーロラは緑色のカーテンのようにゆらゆらと揺らぎ、明るい緑や黄色がかった緑にも変化しながら10分程度楽しませてくれました。
機内からだと光の影響で普通に撮影してもなかなか綺麗にオーロラは撮影ができません。編集部のおすすめは、窓をブランケットで覆い、シェードを3分の2まで下げて、シェードと窓の間にスマートフォンを入れて撮影する方法。
極力光を入れないで撮影することがオーロラを綺麗に写すためのポイントです♪
機内食(朝食)
ヘルシンキ到着直前に最後の機内食が提供されます。
今回は、パンにソーセージ、卵、そしてチーズが入った"エッグベネディクト"。しっかり温まったハッシュドポテトも添えられていました。
早朝4時にヘルシンキ到着!
飛行機は、ほぼ定刻通りに早朝4時にヘルシンキのヴァンター空港に到着。
他エリアから到着する飛行機はあまりいないのか、出国ゲートに向かうのは同じ飛行機で一緒だった方々のみ。
出国ゲートを出ると、いつものヴァンター空港が出迎えてくれます。
simカードの購入と設定方法
ヴァンター空港に到着してゲートを通過したらまず行いたいのが、SIMカードの購入と設定です。
グローバルWi-FiなどのポケットWi-Fiをレンタルされている方は、電源を入れるだけでインターネット環境は整いますが、おすすめしたいのは渡航先でSIMカードを購入し、設定する方法です。
ハードルが高そうですが、やってみるとびっくりするほど簡単なので、多くの方におすすめしたい方法です。
購入は、ゲートを出てすぐにある「Kioski」。
レジカウンター近くに通信会社DNAのSIMカードが置かれたPOPがあるので、そこから製品を取ってカウンターに行って精算をするのですが、「Rajaton Prepaid」と「Super Prepaid」の2種類あるのが分かるはずです。
どちらも購入時に4.9ユーロかかりますが、5ユーロ分使用が可能です。
「Rajaton Prepaid」は、1日にどれだけ使っても0.99ユーロ(もしくは1.29ユーロ)のみ減ります。つまり、1日に0.99ユーロを残高から使用するので5日間使える計算となります。
一方で「Super prepaid」従量課金制で、使わない日はモバイルデータ通信をオフにしておくと残高が減りませんが、使用量に応じて残高が減ります。
従量課金の方が長く使用できるイメージがあるかも知れませんが、いまどれくらい使用しているかなど細かく確認するのも面倒なので、個人的には「Rajaton Prepaid」をおすすめします。
データ通信以外にも、フィンランド国内通話も無制限というのもありがたい仕様です。5日丸々使用して4.9ユーロ、日本円で800円未満。1日あたり160円も行かずに使いたい放題。しかも基本4Gという高速回線なんです♪
パッケージを開けるとこのようなカードが入っています。
スマートフォン(写真はiPhone)に元々入っているSIMカードと交換をするので、電源を切った後、細いピンなどSIMカードが入っている所にある小さい穴に差し込んで、トレイを引き出します。
※写真のようなピンは「Rajaton Prepaid」には付属していないので、日本で用意して持って行くのがおすすめです(安全ピンなどでも可)
「Rajaton Prepaid」のSIMカードを入れて、スマートフォンを起動させ、設定からモバイル通信をオン(写真だとCellular Data)にすると、自動的に使用可能な電波を拾いに行き、数十秒でDNAの電波を探知してくれました。
電波を探知したら、もう後は普通に使用可能。4G回線なので、インターネット閲覧はもちろん、LINE、XなどのSNS、YouTubeなどの動画視聴もサクサクです。
早朝から営業している「Kaffet BAKERY」!
スマートフォンの設定が無事終わって時計を見るとまだ5時前。空港内でもまだオープンしていないお店は多いのですが、この時間帯でもオープンしているのがこの「Kaffet BAKERY」。
ずっと食べたかったラスキアイスプッラを頂きました。ラスキアイスプッラは新年からイースターまでの期間限定で北欧各国で食べることができるスイーツで、スウェーデンではセムラと呼ばれています。
「Kaffet BAKERY」のラスキアイスプッラは、バンズの中にはクリームとブルーベリージャムがたっぷり♪
まさにフィンランドらしいラスキアイスプッラでした。
※セムラを紹介した記事はこちら
ヘルシンキ中央駅へは電車で向かうのがおすすめ!
ヴァンター空港着が早朝でも、ヘルシンキ中心部へのアクセスは可能です。電車は、朝5時ごろから運行を始めており、乗車すればヘルシンキ中央駅まで30分程度で着くことができます。
ホームへの行き方もシンプル。ヘルシンキ空港到着ロビーから出て直進すると「TRAIN」という文字と電車のイラストが目に入るので、そのまま進んでいきます。
エスカレーターもしくはエレベーターで地下まで下りるとホームはもう目の前です。
フィンランドを始めヨーロッパ諸国には電車の改札がありません。ただ、電車の中でチケットを持っているかのチェックがあるので、乗車前にチケットを購入しておく必要があります。
チケットはホームにあるこの券売機で購入をします。どの券売機でも購入可能なので空いている機械を探しましょう。
まず、言語を「英語」に変更すると、シングルチケット(購入から80分~110分間対象ゾーンであれば乗り降り自由)を購入するのか、デイチケット(購入から24時間対象ゾーンであれば乗り降り自由)を購入するかの選択になります。
ヘルシンキはゾーン制を敷いていて、目的地がどこのゾーンに入っているか、出発地がどのゾーンに入っているかで購入するチケットが代わってくるのです。
ヘルシンキ中心地はゾーンAになり、ヴァンター空港はゾーンCになるので、今回購入するチケットは"ABCゾーン"のチケットになります。
編集部は、ヘルシンキ中心地(A)に行ったらヴァンター空港(C)には24時間以内に戻らないので、まずシングルチケットを選択し、"ABCゾーン"を選択します。
その後は大人(4.1€/人:18歳以上)、小人(2.05€/人:7〜17歳)それぞれ何枚必要かを選択し、右下の「Pay」を押すと決済に進みます。
クレジットカードを挿入する場所があるので、画面の指示に従いカードを差し込み暗証番号を入力すると決済が行われ、チケットが発行されます。
チケットは車内でのチェックがあるので、必ずなくさないようにしましょう。
チケットを購入したら後は乗車するだけです。電光掲示板にI,Pという表示があるのがわかると思いますが、空港とヘルシンキ中央駅を結ぶ電車は、環状線となっているので、どちらに乗ってもヘルシンキ中央駅に着くことができます。
位置的にI線に乗るとヘルシンキ中央駅までは32分程度、P線だと27分程度なので、差は5分程度。運転の間隔は10分程度なので、迷ったらホームに入ってきた電車に乗れば問題ありません。
電車に乗車してヘルシンキ中央駅へ向かいます♪
※【2024 北欧旅日記 1日目】ヘルシンキ<中編>へと続く
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。